2021/09/16 15:28
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弦楽器専門誌「サラサーテ」21年2月号、ピグマリウス・アカデミア連載企画において記事『ストラディヴァリウスは語る クラシック音楽界のSDGsを実現するために、オールドの名器に耳を傾ける産学協同体の取り組み』および当法人広告が掲載されました。
弦楽器専門誌「サラサーテ」2021年2月vol.98 表紙
記事「ストラディヴァリウスは語る クラシック音楽界のSDGsを実現するために、オールドの名器に耳を傾ける産学協同体の取り組み」(p.36-)
2018年ミラノ工科大学・クレモナヴァイオリン博物館客員研究員で、明星大学 横山 真男教授(Prof.Masao Yokoyama)と、株式会社 文京楽器が共同で進める研究について取材を受けました。オールド・イタリアンの名器の音をCTスキャンニングで数値化して、コンピューター・シュミレーションによって音響特性を可視化する研究が取り上げられました。
オールド・イタリアンの名器が限られた人々のためだけにあるのではなく、その素晴らしさをすべての愛好家、演奏家に体験してもらいたいという願いからスタートした「ストラディヴァリウス・リバース・プロジェクト」。この研究は、西洋文化が生み出した至高の芸術品、ストラディヴァリウスを学術的に解明し、先端技術を駆使して現代に蘇らせることで、音楽文化全体の成長に貢献することを目的としています。
名器の持つ「良い音」の秘密を科学的に解明することで、迷信や秘密主義的な意見にとらわれない、建設的で普遍的に活用できるデータを収集することが可能になります。そして21世紀の楽器産業界は、こうしたアカデミズムにもとづいた創造活動が重要であると確信し、わたしたちは産学協同研究に取り組んでいます。
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